収納スペースを考えた家づくり

主婦の方々に今住んでいるお家の不満を聞くと、よく出てくるのが「片付かない」「収納スペースがない」という声です。収納スペースが足りないと、生活スペースに収納家具を置くことになってしまい、その結果部屋が狭くなりごちゃごちゃしてしまいます。

そこで、今回は家を建てる前から考えておきたい「収納」についてまとめました。

収納スペースの目安

一般的に、収納スペースは床面積の9%~12%くらい、と言われています。住宅の床面積の約1割前後と考えるとわかりやすいと思います。

家族の人数や趣味などによっても違いますが、収納スペースが広すぎるとその分物が増えすぎてしまったり、生活スペースが狭くなったりするので、だいたい1割のスペースで管理できる物の量をキープすることが理想です。

収納スペースをつくる場所

●玄関

玄関の収納は、家全体の収納の「肝」ともいえる場所です。

例えば、外で使うもの、靴や傘はもちろんですが、冬場のコート、帽子、ペットのお散歩グッズ、ベビーカー、子どものボールやバケツなどの外遊びグッズ、バーベキューやスノーボードなどのレジャーグッズなどは玄関に収納した方が、生活の動線も楽になります。

これがリビングや寝室などの収納スペースになると、取り出したりしまったりすることの動線が長くなりますし、外で使うものなので、部屋を汚してしまう恐れもあります。

 

また、災害用の非常用持ち出し袋も玄関に置いておくのがベストです。

これらのものをきっちり収納できるよう、玄関には大きめのクロークを設置しましょう。また玄関収納内にコンセントをつけておくと、電動自転車やコードレス掃除機などの充電もできて便利ですよ。

●キッチン

キッチンの収納は、造り付けの収納家具を設置することをおすすめします。

市販のキッチンボードや食器棚だと幅が余ってしまったり、天井との間にムダなスペースが生まれてしまいます。天井と隙間があると汚れも溜まりやすく、ついついそのスペースにストック類などを載せてしまいがちなので、見た目もごちゃごちゃしてしまいます。

 

造り付けにすれば、一番高いところには軽いストック類(キッチンペーパーやラップ類)や、出番の少ない調理器具などを置くことができます。ストック食品はパントリーに一括して保管すれば、買い忘れや買いすぎを防げますし、来客の目にもふれずすっきり収納することができます。

●リビング

リビングには家族が集まるので、何かと物があふれてしまいがちです。

子ども部屋があっても、絵本や勉強道具、おもちゃなどがリビングに置きっぱなしになることが多いのです。

おもちゃや絵本は基本、子ども部屋に戻すと決めていても、リビングにも子どもの物を置いておけるスペースを作りましょう。そうすることで、リビングはかなりすっきりします。

 

また、リビングには郵便物を振り分けて保管するスペースや、子どもの連絡帳、書類などを書いたりする事務作業スペースがあると便利です。

ダイニングテーブルでやってもいいのですが、その場合はハンコやペンをトレイなどにまとめ、すぐ取り出せ、すぐに片付けられるようにしておくと作業がスムーズです。

掃除機や床の拭き取りシートなどの掃除グッズも、すぐに取り出せる場所に収納しておくと、汚れが気になったときにさっと取り出せ、掃除が苦になりません。

まとめ

収納を考えることは、生活スタイルや生活動線を考えることにつながります。当たり前ですが家での暮らしは、物がちらかっていると不便になり、片付いているとスムーズで楽になります。

毎日快適に生活するためにも、家づくりの計画を立てる際には、収納スペースについてもしっかり検討するようにしましょう。