家の耐火と耐震性について

昔から怖いものの代表として「地震・雷・火事・オヤジ」といわれてきましたが、住まいにとって怖いものといえば、この中では「地震」と「火事」ですね。今回は地震に強い住まい、火事に強い住まいにするために、家を建てる時にどんなことに気をつけたらいいのかをまとめました。

耐火性能について

耐火性能とは、その名のとおり「火に耐えられる」性能のことです。

消防白書によると、住宅で家事が発生した際、火災通報があってからほぼ15分以内に消火活動が始まっているとされています。ですから住宅の中から火災が発生した場合、燃え広がるのを抑えれば、被害は最小限で済むということです。

 

つまり耐火性能とは、火災が発生したとき、いかに燃えにくくし、延焼させずに済むかということになります。木造よりも鉄骨造の方が燃えにくそうに思いますが、骨組みだけ無事だったとしても意味はありません。耐火性能は壁や床、カーテンや家具などに必要なのです。

 

他にも、隣接する家が火事になったときに延焼を防ぐためにも、外壁や屋根、軒裏などが燃えにくい、燃え広がりにくいことが大切です。

そんな中、燃えにくい素材として今注目されているのが「石膏」です。石膏は多くの結晶水を含んでいるので、温度が上がっても含まれる水が蒸発するだけで、石膏そのものの温度はなかなか上がりません。それゆえに延焼を防ぐ素材として優れています。

 

また、火事になったときにすぐに気づけるよう、火災警報器や煙警報器を付けておくことも大切です。

特にキッチンは火を扱うので火災が起きやすいところです。ガスコンロも温度の上昇がわかると自動で消化したり、空焚き防止機能があったりするものがあるので、そういう点を重視して選ぶとよいですね。

家庭用の消火器などもありますが、いざとなったときに慌ててしまって使い方がわからないということもありますので、地域の防災訓練などに参加して一度触っておくことをおすすめします。

耐震性能について

耐震性能とは、地震の揺れに耐えられる性能のことをいいます。

こちらも鉄筋の方が揺れに強く、木造だと揺れに弱いようなイメージがありますが、木造であっても地震に強い家はつくれます。

 

地震に強い家にするためには、まずは地盤が固く、安定していることが大事です。

そして、柱を斜めに支える「筋交い」と呼ばれる板がしっかり入っていること。柱と筋交いは壁の中にあるので普段目にすることはないものですが、柱と筋交いがしっかり入っていれば、木造でも耐震性能を上げることが可能です。

逆に大きな窓が多すぎたり、1階が駐車場で壁が少なかったりすると、地震に対しては弱くなる可能性があります。壁の配置や、窓の配置などに注意をして家を建てることが大切です。

 

また、地震の揺れに耐え、家が倒壊せずに済んだとしても、家具の倒壊や物の落下などで大怪我をすることがあります。家の中もしっかり「地震対策」ができているか、日頃から気を配るようにしましょう。

まとめ

地震や火事はいつやってくるかわかりません。もし大きな火事、大きな地震に見舞われたとき、もちろん一番守るべきものは家族の命です。家が無傷で修繕もいらない程度の被害で済むのがベストですが、一番守るべきものは家族の命であり、次に家を含む財産です。

いざというときに、命が守られ、財産が守られるように、家を建てるときは耐火と耐震についてしっかり考えていきましょうね。